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10/6/2010

ワコム、カラー表示が可能な手書きサイン入力専用ペンタブレットの新モデルを発売

株式会社ワコムは、サイン入力専用液晶ペンタブレットのラインアップとして初めてカラー液晶ディスプレイを搭載した新製品「STU-520」を12月より販売開始します。




当社が同ラインアップで現在販売している2機種はモノクロ表示のみのモデルですが、STU-520のディスプレイは高解像度のカラー表示が可能なため、従来製品に比べてより視認性の高い情報伝達を行うことができます。これにより、サインを書き入れる契約者の同意を求める情報を表示しながら、さらに強調したい箇所に印を付けたり、キャンペーン告知などをカラーイメージで見映えよく表示させたりすることが可能になります。また、情報を表示するエリアとサインを書き込むエリアを分けて運用する機能も新たに追加していますので、用途に合わせた画面設計ができ、使用時の利便性も向上します。

さらに、製品機能を向上させる一方で筐体は小型・軽量に留めていますので、コンパクト性や携帯性が要件となるレジカウンター設置や、顧客訪問を頻繁に行う営業担当者の使用にも適した製品です。


【主な特長】
●4.7型ワイドの高解像度カラー液晶ディスプレイ(800×480ドット)を搭載、ビットマップ形式画像の表示にも対応
●ひらがな、カタカナ、漢字の筆順練習
●ペンの色(65,536色 16ビット)や太さ(3段階)を設定可能
●ディスプレイ上で情報を表示するだけのエリアと書き込みができるエリアを分けて設定可能
●小型/軽量で高い省スペース性と携帯性



【当社の液晶ペンタブレットを使用した手書き電子サインについて】
当社の液晶ペンタブレットで手書き電子サイン入力を導入することにより、高度なセキュリティを保持したワークフローと電子承認プロセスを構築できます。また、こうしたプロセスでは紙を使用せずに認証や記録の保管ができますので、ペーパーレス化による書類の印刷・保管・物流コスト削減や、事務処理効率の向上、個人情報の保護などの効果を期待できます。

電子サイン入力の導入による効果が期待できる分野の例
●電子化された各種申込書、契約書
●クレジットカードでの支払い決済
●社内ワークフローや承認システム

現在、当社の製品を使用した電子サイン入力は、ヨーロッパを中心に導入が進んでおり、金融機関での口座開設や、クレジットカード決済のサインを電子化して手続きの流れをシステム化することで、業務効率の向上とペーパーレスを実現しています。導入実績としてはドイツ・ベルリン州立銀行、スペイン貯蓄銀行、フランス電子公正証書、IKEAドイツ店舗、スイスの通信サービス企業などがあります。また、日本国内でも三井住友海上火災保険、アメリカンファミリー生命保険(アフラック)で利用されており、今後日本を含むアジア地域の需要拡大が見込まれています。当社はこれからも電子サインシステムを開発する企業を支援し、導入の普及を目指します。


【製品仕様

ディスプレイ

画面サイズ

4.7型ワイド(103.92 x 60.48mm )

表示パネル

カラーTFT液晶(LEDバックライト付き)

最大表示解像度

800×480ドット

画素ピッチ

0.135×0.135mm

最大表示色

65536色

コントラスト比

570:1

視野角

水平160°/  垂直160°

応答速度

37ms

表面処理

グレア処理(光沢)

 

タブレット

読取方式

電磁誘導方式

読取分解能

最高0.01mm

読取精度度

±0.5mm

読取可能高さ

5mm

筆圧レベル

512レベル

転送データ

X-Y座標、筆圧

インターフェース

USB:バスパワー動作





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株式会社ワコム ソリューション営業部 法人営業グループ
電話:[東京] 03−5337−6706、[大阪] 06−6374−0074
Eメール:pl(at)wacom.co.jp

■この発表に関する報道機関からのお問い合わせ先■

株式会社ワコム 広報室 
電話:03−5337−6702
Eメール:wacom-pr(at)wacom.co.jp

株式会社ワコムPR事務局(株式会社サニーサイドアップ内)
担当:増子、大橋、杉山
電話:03−6894−3200
Eメール:wacom(at)ssu.co.jp


※プレス様向け製品画像ダウンロードページ
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